オーディオ雑談 現在、本気で購入を考えてるユニバーサルイヤホン
どうも、こんにちは。
物欲というもの留まるところを知らず…
何だかんだでイヤホン結構持ってるんですが、店舗で試聴するたびに「これ、いいじゃない…」ってなってしまって、手持ちとしてこれ以上は買わないと思っていても誘惑に負けそうになります。
耳は2つしかついてませんし、イヤホンの数が多いと通勤していても、使わなくなるイヤホンが増えてしまいます。
私の場合はコレクターなわけでなく、あくまで使う事前提で物を買うので、必然的に使わなくなったイヤホンなどは売ってしまいます。
なので、なるべく今後むやみやたらに購入することは控えたいのですが…
(カスタムIEMもオーダーした事だし)
幸いというか何というか、結構耳の形が悪いのか装着感が駄目で購入を諦める機種がけっこう多いので、これでも今のところ少し購入は抑えられてます。
と、思いながらもですね。
これは欲しい…買おうかな…ってなってるイヤホンが現在あります。
今回はその購入を本気で考えてるイヤホン達についてご紹介します。
まずはこちら。
Campfire Audio ORION(CK)
シングルBA型のイヤホンです。
はっきりいってシングルBAのイヤホンとしては値段が張るのですが…めちゃくちゃ気持ちの良い、澄んだ音を出してくれるイヤホンです。
4月ぐらいにAR-M20というDAPを購入したのですが、このDAPとシングルBAのイヤホンの相性が抜群で、現在めちゃくちゃシングルBAイヤホンにハマってます。(もともと好きだったんですけどね)
こう、AR-M20で聴くと1つのBAを限界まで鳴らすというか…「自分、かなりいっぱいいっぱいで鳴らしてますけど、頑張るんで聴いてください!」ってイヤホンに言われてる感じの鳴り方がツボに入りまして。
(伝わりにくい)
で、AR-M20を買ってからと言うもの、シングルBAイヤホンを片っ端から聴いてまわったんですけど…
このORIONとAR-M20の相性が抜群だったんですね。
DAPのアートワークは現在私が試聴時によく聴く曲です。
澄んだ音で、強いアタック感。シングルBAとしてはかなりレベルが高い解像度。 けどシングルBAらしい音の繋がり。
そして、AR-M20を繋げると1つのBAドライバーの隅々いっぱいまで鳴ってる感になるのです。
本当に…ツボでした(笑)
音出した瞬間から「これはまいったぞ…」ってなりましたしね。
装着感が試聴段階では判断がつかなかったので、買うならその辺と要確認ですが。
意外にあのボディが耳にあたってなかった印象なので案外いけるのかと…
欲しい…
お次はこちら
Acoustune HS1501 (もしくはHS1551)
D型のイヤホンですね。
実はコレ、名古屋ポタフェスの時にアユートブースに行こうとしたんですが行列が出来てたので、空いてるし近くのAcoustuneブース行こかってなって、そこで初めて聴かせてもらったんですね。
言い方悪いんですけど、特に期待せずに聴いたんです。(前評判て高音ききすぎとかいうレビューが多かったので)
そしたら「ちょっと待て…コレ相当良いぞ…」ってなりました。
その時の写真。
最初はHS1501を聴いたんですけど、アルミモデルならではのキレの良さがあるんですが、音色として、ややウォームで低音の質感も結構出てる。
解像度もそれなりに高いですけど、リスニング寄りなチューニングに感じました。
で、前評判では高音がシャリ付くという意見も見ていたんですが、これ、むしろ中低音寄りじゃないかと。
中音のキレと低音の質感の良さが目立つ感じ。
HS1551はさらにリスニング寄りの音ですね。
真鍮を使ってるのもあって、残響音の残し具合が絶妙でかなりリッチというか、色気のある音になってます。
あと、こちらのほうが高音域は目立ちますかね。
(アルミモデルと音の硬さも違うと感じました)
ブースの人に話を聴くと素材がアルミか真鍮かの違いだけでチューニングは変えてませんとおっしゃってたのも印象的でした。
で、あまりにも気に入ったので値段を改めて聞いたのですが
HS1501が約45000円
HS1551が約50000円(確かギリギリ4万台だったはず)
驚きました。
え?!よくその値段で出しましたね?ってブースの方に言ってしまいました。
あくまで私個人の評価ですけど、4万円台で買える代物じゃございません。
今後、ブログで「独断と偏見で選ぶ私がコスパ抜群だと思うイヤホン」って記事を書こうと思ってるんですけど、正直言うとこのイヤホンがそのコスパ抜群だと思うイヤホンの1つのです。
音が良いのはもちろんなんですけど、ケーブルもなんか凄いですし。
(知識不足でケーブルに関してはそんなに詳しく語れない)
当日お会いしてたフォロワーさんもおっしゃってたんですけど「ケーブル凄いけど太くてゴツくて取回し悪いだろうけど、カッコイイからいいや!!」って思える。(笑)
そして付属品。
こんなカッコイイケース付いてきます。
しかもこんな大きさ。
いや、頑張りすぎじゃないですか?!
個人的にイヤホンのデザインもメカメカしさとアンティークさを両立させてる感じで好きですし、質感もかなり良かったです。
あと、ブース来られてたスタッフの方々がとても真面目というか…
こんだけのイヤホンをこの値段で出したなら、もっとドヤ顔してもいいのに、コチラの意見を聞いてこられて、コチラの発言をメモしてたんですよね。
なんか、その商品に対する姿勢の素晴らしさに心打たれましたね。
そういうスタッフの方のヤル気と姿勢も含めて、購入候補になりました。
商品を買うというのは、そのメーカーや販売店にお金を払うと言うことですから、同じお金を払うなら相手(メーカーや店舗)に敬意を持ってお金を払いたいじゃないですか?
なので、このイヤホンに関しては音の質、デザイン、パッケージング、ブースに来られてたスタッフの姿勢。
全て含めて購入したいと思っている商品です。
…
はあ…
欲しい…
最後はコチラ。
Noble Audio Sage
ちょっと、変わり種かもしれません。
2BAモデルです。しかもこのBAドライバーはNoble audioの独自開発らしいです。
で、2BAモデルながら低音の出し方がとても気持ちいいんですね。
太めで少し独特なんですが。
で、ウォームな感じなのにスッキリしてる中高音。謎の抜けの良さ。
リスニング向けですね。
Nobleのイヤホンって大体どのイヤホンも、あ、これはNobleにしか出せない音だわって感じてます。
なので、2BAのスッキリ感と結構深みの感じる低音。ややザラッとした音の質感。で、ウォーム形。
色々と絶妙なバランスで成り立ってるイヤホンだと思ってます。
(音の傾向的に唯一無二感を感じる)
少し値段が高めですが…
今の店頭価格が65000円。
ここが正直悩みどころで…
私的には、解像度だったり色々トータルで見ると、やや値段設定が高く感じるんですね。
冷静に自分なりに分析するとですが。
あと、nobleのサポート(代理店?)があまり良くないと噂を耳にします。
その辺の真相は正直わかりませんが(サポート利用したことないし、持ってるnobleのイヤホンも中古で買った)ちょっと不安です。
ただ、値段設定が高めに感じながらも、このクセになる音が出せるなら、仕方がないのかなと思わせられるのです。
イヤホンとして基本的な性能(解像度とか)を冷静に考えるとやや高いけど、個性でそれを補ってるというか。
また、このイヤホンの個性ってやりすぎてないので、けっこうどのジャンルにも合いそうな感じするんですよね。
ただ、個人的にユニバーサルモデルは出してもなるべく5万円までと一応決めてるので、さらに悩むとこです。
(あくまでも普段使い&値段的にも上を見だしたらキリがないので)
今までの買ってきたユニバーサルモデルで、この誓いを破って買ったのはUMのMacbethとqdc 2SEだけなので…(macbethは手放しましたが)
だた、あのサウンドは魅力的です。
ああ、欲しい…
というわけで現在(2017年7月7日付け)本気で購入しようと思ってる機種の紹介でした。
あと、この音とデザインは好きだし品質が上がれば買うなぁコレ…って製品もあるので、悩んでる間に品質が安定するような事があれば、その辺も購入候補になる事でしょう。(FenderとかFENDERとかfenderとか)
個人的にaudioflyのAF1120なんかも強烈に欲しい機種ですが、素直に予算外なので今は眺めておく事に決めてます。
と値段に対しての音の良さという意味では、コイツも相当高いレベルですから、後ろ髪は引かれますが(笑)
(music dropはaudiofly大好き)
まあ、とりあえずqdcカスタムが届いてから、判断しますけどね。
カスタム届くまでの散財はもう止めると決めてますし。
カスタムが届いて使ってみて、どういう心境になるかわかりませんし。
カスタム来たら、それに夢中になってしばらく他の機種は欲しくなくなるかもしれません。
もしくはカスタムの世界にハマり、次のイヤホンもカスタムで…ってなる可能性も…
(これが一番怖い)
未来の自分の心境なんで読めないのです(笑)
なので、カスタムが届いてから冷静に判断して考えます。
(オーディオ散財抑えて家族に還元したいのもある)
はあ…欲しいなぁ…
NuForce HEM1 レビュー
イヤホンレビューの時間です!!
今回レビューするイヤホンはこちら☆
NuForce HEM1
米国ブランド NuForceのシングルBAイヤホンです!!!
このイヤホン、かなり世間的な評価が高いんですよ。
値段は現在、約13000円くらいですかね。
で、ショップのレビューやジャーナリスト(?)レビューなんかで「凄いコスパ」なんて取り上げられ方されてたりします。
今回は値段帯が値段帯なので、そのへんも考えながらレビューさせてもらおうと思います。
まず、音質。
シングルBAのイヤホンがながら、なかなか表現が上手いです。
サウンドバランスはシングルBAらしくカマボコ寄りだと思うんですが(中音が1番目立ちます)、なかなかどうして…
シンバルの音の表現も結構上手いですし、低音もそれなりに出てます。
音の粒がけっこう大きめなんですが、そのおかけでメリハリが上手く表現出来てますね。
で、音の粒立ちの大きさでメリハリは出るんですが、けっこう艷やかなウェット系の音色なので、あんまりうるさくならないんですよね。
聴きやすいというか。
この辺のチューニングがとても上手いという印象です。
これらの特徴的にかなり打ち込み系のサウンドが得意です。
いや、結構どのジャンルも気持ちよく聴かせてくれるんですけど、特に打ち込み系が気持ちいいという感じで。
アニソンアーティストになりますが、GARNiDELiAやangelaみたいな打ち込み系でも中音が目立つタイプの音作りしてるやつは、かなり相性よく感じます。
あと、TMNやT.M.Revolutionなんかも気持ち良いと思いました。
(TMRは低音の質量がもう少し欲しくなりますが)
ただ、高音の目立つ音作りの打ち込み系(fripSideやfhanaなど)だと、高音が伸びがもっと欲しくなるかもですね。
こういうふうに書くと、ん?それって万能なの?って思われるかもしれないですが…
この価格帯のシングルBAでは、結構万能なんですよ。
2万〜4万以上するようなシングルBAイヤホンだと、もちろんその辺もかなりカバー出来るんですけど、このイヤホン一万円前半ですからね☆
解像度はそれなりだとは思いますけど、先程も書いたとおりチューニングがとても上手いです!
音の粒が大きいと書きましたが、シンバルの音でもかなりその粒を拾うので、この値段帯のシングルBAでこんな気持ちいいシンバル鳴らすのか…ってなりました。
シングルBAなので音の繋がりも無理してない感じが出てます。(ナチュラル)
装着感なんかも良いです。
なんてったってシンバルBAですからボディーも小さく作れますし、耳掛けタイプですから軽いしズレないし痛くない!!
見た目も少し近未来的なフォルムですし、正直、全然ケチつけるとこがない印象です。
むむむ…
しいてあげるなら、独自端子(2pin)ってとこなんでしょうけど、個人的にこの値段帯ならそこもあんまり気にならないです。
リケーブルの幅は全然ないですけど、断線してもケーブル取り寄せればよいですし。
この値段帯なら、まあ、許せるよ!それでも!って気持ちにさせてくれます。
(この値段帯のイヤホンにどこまで求めるかによりますが)
BA型イヤホンが出始めたときって、取り敢えず各メーカーがシングルBAと2BAモデル作ってみる?みたいな風潮があったのですが、(DenonですらBA型イヤホン作ってた)今や、一時期よりは少し落ち着いたといえ、BAイヤホンと言えば多ドラでしょ?って風潮があるのでシングルBAイヤホンって数があるようで意外に少ない。
なので高額モデルのシングルBAイヤホン以外はどうも影が薄い存在になってしまってる感がある、シングルBAイヤホン達ですが。
その中でも結構「おっ!結構これ凄いんじゃない?この価格帯では」って存在感があるイヤホンかも知れませんね。
現に知り合いのフォロワーさんや行きつけの店舗でよく顔を合わせる方に「シングルBAイヤホンでどれがいいと思います?」って質問を先日したんですが、かなり高確率で「HEM1」と答えてました。
ある店員さんに至っては「シングルBA舐めてました!すみません!」って感想までおっしゃってましたので、ネットだけの評判だけでなく、リアルな評判と高いんだなぁと思わせられました(笑)
と、かなり褒めてすが、ここから前半の前置きにもあったお話…
凄いコスパ!という評価がネットで上がってるけど、実際どうなのよ?!ってとこについて…
本当に私の個人的な意見(独断と偏見)なんですが…
私的には、このイヤホン。
ショップ記事やジャーナリスト記事で言われてる程のコスパではないと感じてます!!!
こんだけ褒めてるのに何言ってんだ、こいつ…
と思われるかもしれませんが(汗)
正直な私の感想なんです…
理由がいりますよね。
私的には、ややコスパは高いかなとは思うんです。
ただ、凄く冷静に聴いたときに、解像度は値段なり、もしくはやや高いかな?くらいですし、サウンドステージが圧倒的なわけでもない。
私の結論から言うと、めちゃくちゃチューニング上手いよね!これ!というイメージです。
最近、ちょっとコスパ!コスパ!コスパ最強!みたいな表現が多すぎなのでは?って思ってたりするので、あえてこの場で言いたいんですよね。
実際いくつか「まじか?この音でこのねだんか?コスパ凄いじゃん」って思うイヤホンはあるんです。
数年前から比べると一万円以下でも、とても良い音のイヤホンが増えてるは事実。
これはオーオタ的には素敵な事なんですが、これだけ、そういうイヤホンが増えてきたと言う事は、そろそろ音と値段の基準を考え直す時ではなかろうか…
そんな事をよく思うんですよね。
本当に私の勝手な意見ですが。
ちょっと、話それましたね(汗)
で、やっぱ冷静に考えてHEM1の音が2万円の音か?と言われればNOなんですよ。
せいぜい15000円〜16000円かな…って。
なんで、こんなとこにツッコミを入れてるかと言うと…
このイヤホン、ハードル高くして聴くと正当な評価がされないイヤホンの代表みたいに思ったのです。
「コスパ最強!」みたいな謳い文句を頭に入れて、試聴したときに「ん?それほどでもなくない?」ってなる可能性が高い気がします。
まず、値段が一万前半。シングルBA。そしてチューニングが上手いけど決して派手なわけではない、ので二万円くらいの音を想像して聴いて「あれ?それほどでもないな」ってなる。
つまり、ハードルが高いがために肩透かしくらって、実際の音の評価より無駄に評価を下げてしまうのではという心配…
期待値が高いとね、ほら、難しいじゃないですか、そのへん。
シングルBA大好きおじさんとしては、その辺が心配なのです。
どちらかと言うと、This is the サイコーにチョウドイイ シングルBA的なポジションと思ってるくらいなので。
ちょっとお得感あって、装着感よくて、そこまで高くない。
満足度は高いですが、超コスパは期待しないでいただきたい。
良いイヤホンなので、余計そう思ってるのです。
まあ、レビュー書いた人達が本当にそう感じでるなら、それが正解なんですが。
売るために大げさに言ってると逆効果なんでは?と感じたので。
本当にあくまで主観なので、参考程度に捉えてもらいたいのですが…
ちょっと小うるさい事書いちゃいましたね…
いや、歳とると説教くさくなって嫌だね(笑)
笑って流してやってください。
さて、NuForce HEM1のレビューでした!!
シングルBA好きからしても、良いイヤホンの1つだと思いますんで、試聴される際の参考になればと思います。
あと、コスパうんぬんについて語ったからには、後日時間のあるときにでも、私的に本当にコスパ凄いと思うイヤホンって記事でも書いてみようかな。
けど、お前も褒めすぎだろ!それ!って思われたらどうしよう…
怖いなぁ…怖いなぁ…(稲川淳二感)
それでは、またよろしくお願いしますm(_ _)m
オーディオ雑談 私に影響を与えた機種達(イヤホン編)
今回はレビューではなく、雑談記事です。
というのも、次、何をレビューするか決め兼ねてるので、息抜きがてら雑談でもダラダラと(笑)
今回のお題はズバリ、私のオーディオライフに影響を与えた機種達(イヤホン編)です。
まあ、自分かオーオタ(浅いですが)になるにあたって重要な役割になったイヤホンというのがいくつかあるので、それの紹介をしていこうかなと…
本当に、ダラッと適当に書いていきますので、あしからず…
では、サクッと紹介します!
まずはコチラ…
①VICTOR HP-FX500(というかJVCのWOODシリーズ全般)
私のオーディオにハマるきっかけになったイヤホンです。
そしてお気付きでしょうか?
イヤホンのロゴがJVCではない事に!
そう、この頃まではロゴがまだVICTORロゴだったのです。
時代を感じますね(しみじみ)
ある日、ビックカメラでウロウロしてたら、ショーケースに飾ってあったコイツを見つけて一目惚れですわ。
1ヶ月ほど試聴を繰り返して、次の給料日と同時に買いに行きました(当時15000円)
それ以来、こんな世界があったのか…とオーディオの世界にハマり続けているわけですが(笑)
いやね、ハウジングに木を使うのはわかります。
けどね、ドライバーにもウッドパーツ使うって、ちょっとおかしいじゃないですか!
こだわりというか、何というか…
そういう職人気質なとこに心惹かれたのです。
実はJVCのWOODイヤホンシリーズはFX500→FX700→FX750→FX850と買い続ける事となります。
それぐらい思い入れの強い機種なんですが、その思い入れの深さ故に、最近このシリーズに対して色々と思うことがあり、FX850を手放しました。
(クソ面倒くさい男である)
そして、手放したくせに、今だに頭の片隅にこのWOODシリーズを手に入れるか悩んでるのです。
自分で言うのも何ですが…イヤホンメンヘラだな!こりゃ!(笑)
さて、次!
②Ortofon e-Q7
こちらは、当時、eイヤの日本橋店がまだ小さな店舗だった頃(変なビルの4階だったかな?)に店員さんに「なんか、こう…これはBA型にしか出せない音って感じのイヤホンありますか?」という、やや頭の悪そうな無茶振りをして、薦めてていただいたイヤホンです。
聴いて速攻「これください」と購入した、私の初BA型イヤホンです。
まぁ、当時はまだBA型が主流になる前だったので店員さんに意見聞くのが一番かなって思ってたんですね。
BA型のイヤホンが出揃った現在でも、この硬めの中高音、音の張り出し感はなかなかマネ出来るものでもありません。
このイヤホンのせいで、女性ボーカルのブレス部を聴き込むという変態的なことまで覚える始末です。
刺さる手前まで、女性ボーカルが伸びるので気持ちよかったんですよね…
しばらく、このイヤホンとFX500の二刀流で満足して使っていたのですが、ある日、当時のバイト先でこのイヤホン盗まれます。
後日、犯人が判明して紆余曲折のうえ、私のところに戻ってきたのですが、気分がとても悪くて返してもらった次の休みの日に売りに行ってしまいます。
それ以来、何回も買い戻しそうになりながら、あの胸糞な思い出がフラッシュバックして買えずにいたのですが、今年の3月にとうとう買い戻す事が出来ました。
改めて、やはり特別なイヤホンだと感じてます。
次…
③SENNHEISER IE8
こちらはメジャーどころですね。
ハッキリ言って私をイヤホン沼に叩き込んだイヤホンです!
それまでは、イヤホンはこれとこれがあればいいくらいに思ってたんですが…
私がイヤホンに興味を持ち出した当初は、何と家電量販店で5万円くらいの値段で販売されてました。
で、さすがにその値段は出せないなぁと思い、評判の高さは知っていながらスルーしてたのですが、ある日代理店が変わったせいか…
店頭販売価格が3万円前半くらいまで下がったのです。
これなら購入対象だな、と思い店頭で試聴したのですが、このイヤホンとは思えない音場の広さと、ドラムの箱鳴りの再現度に衝撃を受けて、購入にいたりました。
このイヤホンのせいで、イヤホンの世界ってもっと広く深いんだなぁ…と思い知り、沼へと浸かっていくのです(笑)
今思うと、トーンがやや暗いので意外に曲を選ぶ感じだったのですが安心して聴ける信頼感がありましたね。
ちなみに当時のイヤホンのハイエンドと言えば、D型はこのIE8、BA型はUEの10proでした。
いやぁ、あの平和だった頃が懐かしい(笑)
今はね、ハイエンドって言うとね…
ほら、果てしないじゃん?
次…
④SHURE SE425
これは最近の私の手持ちや、好きな音の傾向を知ってられる方々からは意外に思われるかもしれません。
Shureの中でも悪く言えば面白みのない真面目な音のイヤホンです。
購入の経緯としては、IE8持ってるなら、BAのハイエンドである10proでも買ってもいいかな…と思い家電量販店に足を運んだある日。
店員さんに10pro試聴を試聴させてもらって、「おいおい…おもしろすぎるだろこのイヤホン…」と思ってほぼ購入を決めてたんですが、どうせならBA型のこの値段帯のイヤホン色々と聴くか!と色々と試聴。
で、このSE425を試聴させてもらったのですが…
逆にこの真面目さ、あっさり感、低位の良さが新鮮だったのです。
よく考えれば、それまでリスニング寄りのイヤホンばかり聴いてたので、その反動かもしれません。
今だに、接客してもらってた店員さんに「SE425にします」と伝えた時の「え?マジかよ…こいつ…このクラスなら10pro一択じゃんよ…」って顔が忘れられません。
当時、10proってそれぐらい存在感が凄いイヤホンだったのです。
購入前に何回か店員さんが「本当にこっちでふか?飽きません?この音」って確認してきたんですが、今思うと…自己主張の強い店員さんだったなぁ(笑)
あ、悪くは思ってないですよ。むしろ好印象な方でしたし。正直で。
で、他のイヤホンには音楽の楽しみ方を教えてもらった印象だったのに対し、SE425には音楽を聴く上で教科書というか、真面目な聴き方を教えてもらったように思ってます。
ソースの悪い音源なんか、ひたすらに悪く聴かせてくれるので、その辺も含めて色々と勉強になりました。
その後、色んなイヤホン、ヘッドホンを所有してた時に、転職した仕事は先に色々と騙されて(給与的にひどい嘘があった)金欠に陥り、手持ちのオーディオをほぼ全て手放す事になるんですが、ipodclassicとポタアンとSE425だけは手元に残しました。
それくらい、勉強させてもらったイヤホンなのです。
(けど、あの頃は辛かった…)
結局、このイヤホンは3年以上使い続けることになったのですが、今思うと…
現在のクセのあるイヤホンが好きな理由は、この真面目なイヤホンを使い続けた反動なのかもしれませんw
いつも、お世話になってるのでイヤホン専門店に私の好みをよく知ってくれてる店員さんがいるのですが、その人的に私はなんか変わった音が好きな人って認識されてるらしいので…
いや、このイヤホンのお陰で音について、冷静に聴けるようになってるような気もします。
好みの音と、冷静に良い音をちゃんと分けて考えられるというか…
本当にお世話になったイヤホンです。
最後に…
⑤qdc 2SE
これに関しては、Twitterで私の事を知ってられる方にはお馴染みですね。
現在の私の激オシイヤホンです!!!!!
実はこのイヤホン買う予定が無くてですね…
oppo HA-2SEを買いにeイヤホンに行って、当時まだ勤められてた私の好みを知ってくれてる、もう一人の店員さんに勧められて聴いたのですが…
もう、色々衝撃でした。
え?2BAってこんなに凄いの?ってなりしたね。
いや、音のスッキリさは2BAイヤホンのそれなんですが…
解像度の高さとリスニング用途の両立。
フィット感の良さ。
音の粒立ちの拾い方の丁寧さ。
そして、このデザインの美しいさですよ!!!
もう、ひと聴きで虜になりましたね。
その上品ともとれる音のおかげで、やや聴くジャンルは選ぶイヤホンなんですが。
それを考えても私の中で特別なイヤホンになりました。
あと、この美しいハウジングのせいで、オーディオを写真に撮るという新たな喜びまで覚えてしまいました(笑)
いや、qdcマジ半端ない!!!!!
と、今回は影響を受けたイヤホン達の紹介をさせていただきました。
今まで持ってきたイヤホンはどれも思い入れがあるんですが、特に影響をされたイヤホンといえば上記の機種になりますね。
ダラダラと駄文失礼しました。
個人的に人の趣味にハマるきっかけになったモノというのは、とても興味があるんですね。
その人の好みの趣向も探れますし、色々と興味深いのです。
皆さんも、「これがきっかけだよ!」とか「これには影響を受けたよ」みたいなのがあれば是非とも私に教えていただきたいと思ってる今日この頃…
それでは、今日はこのへんで☆
qdc!qdc! qdc!!!!!!!
NOBLE AUDIO classic noble5 レビュー
イヤホンレビューの時間でございます!
今回レビューするイヤホンはこちら!(ドンッ)
NOBLE AUDIO classic noble5
最初に言っておく!
誰が興味あるんだ?!これ!!!というくらいマイナーなイヤホンです。
いや、マイナーというかマニアックというか…
NOBLE AUDIO自体はポータブルオーディオ好きの方々の中では結構有名なメーカーです。
K10(Kaiser10)などはこのメーカーの代名詞的なイヤホンですし、savantなんて色んな意味で話題になったイヤホンです。
で、このclassic noble5に関しては恐らく、ポタオデ好きな方々が名前を聞けば「なんかそんなイヤホンあったな」ぐらいにしか覚えてないかもしれないです。
音質的な意味も込めてですが。
名前の通りBAドライバーを片耳5基搭載で3way構造なんですが…
高音域×2 中音域×2 低音域×1
というマニアックな構造です。
他のメーカーだと5ドライバー3wayだと
高音域×2 中音域×1 低音域×2
もしくは
高音域×1 中音域×2 低音域×2
みたいな構造で出すと思うんですけどねぇ…
まあ、それはいいとしましょう!
では、高音域×2、中音域×2、低音域×1という構造を聴いて、あなたはどんなサウンドをイメージされるでしょうか?
「中音域と高音域寄りの音かな?」「高音域の解像度高いかな?」「ボーカル近いかな?」
そんな音の傾向を予想しませんか?
で、実際このイヤホンを試聴してこう思うのではと思います。
「?????????」(値札ちらっ、商品名確認)
「ん〜?ん〜〜〜…へぇ…」
そう、なんか変なんですよ、コイツ!!!
今は販売終了してますし、店舗で試聴する機会がないのですが、発売当初はだいたいclassic nobleシリーズを並べて展示してあったはずです。
で、このシリーズが気になるならclassc noble3からclassic noble6まで順番に試聴するのではないでしょうか。
(このシリーズは3BAモデルから6BAモデルまであります)
で、classic noble3聴きますよね。
次にclassic noble4へ行きます。
「うんうんBA1基増えたなぁ」てなります。(音の量感と解像度的に)
次にclassic noble5に手を伸ばします。
「この傾向なら、またそのままBAが1基増えたような音だろうなぁ」と予測します。
音を鳴らします。
「????????」
はい、混乱します(笑)
で、そのまま次にclassic noble6を聴きます。
「あ、うん、classic noble4からBAが2つ増えてるわ!」ってなると思います。
何か言いたいかというと、このnoble5はこのclassicシリーズの中でも独特な個性を持っているのです。
まず、高音域×2 中音域×2 低音域×1の構造のくせに低音域がかなり目立ちます。
この時点でドライバー構成を知ってる方はなんじゃこりゃってなるかと思います。
では、詳しく音質のレビューをしていきましょう!
音色は暖色系の乾いた音です。
基本的に音の角がとれたような鳴らし方をします。
かなりリスニング寄りのチューニングですね。
音のレスポンスはやや遅め。
音の粒の拾い方がとても独特で、そんなに細かい粒感でもないんですが、丸い音の輪郭のくせに乾いた音の鳴り方をするおかげて、音の鳴り方が妙に色っぽく聴こえます。
何ていうんでしょう…妙にザラッとした感触がクセになるんです。
高音域は解像度自体は、まぁ、それなりに高いんですが、チューニングによってあまりそれを主張してない印象です。
刺さらないというか、音の角が取れてるので聴き疲れしない感じを狙って音を作ってるのでしょうか。
中音域はやや濃い目で、私の印象ではどちらかと言うと女性ボーカルより男性ボーカルの方が得意なのかなという印象。
ただ、上記に述べた丸い輪郭のくせにザラッとした感触のおかげで、喉の鳴らす成分の多めの女性ボーカルを聞く場合、変なソリッド感を発揮します。
アニソンで恐縮なんですがLiSAみたいな声の鳴らし方をするボーカルを聴いてると、かなりクセになる質感を出してくれますね。
なので、基本的には男性ボーカルが得意だけど女性ボーカルの歌唱スタイルによってはかなり女性ボーカルもハマるかなと思います。
そして何より、低音域です。
これが1番の特徴なんですが、正直、文書にするのが難しい…
音の輪郭の角が取れてる+乾いてる+けっこう太めに鳴らす
そして質量感があまりないのです。
輪郭あるくせに重くないというか…
そのくせ存在感が凄くあるのでけっこう戸惑います(笑)
この低音の鳴らし方を受け入れるか受け入れないかで、ガラっと評価が別れるんじゃないでしょうか。
特にドラムの鳴らし方が特徴的に思いました。
バスドラやキックの質感が太く出るのにズンズンこない。かと言って軽いのかと言われれば…
う〜ん…(笑)
箱鳴り感はあるんですよ。けっこうな存在感で。
ただ響き方が重苦しくない。
多分なんですが、乾いた音色がここに活きていて質量を少し軽くしてくれてるのかと思っています。
タムの質感なんかも、とても気持ち良い。
ここでも、ザラッとした感触が妙な存在感を出してくれてます。
ベースラインなんかもよく聴こえます。
がドラムほど特殊な鳴り方はしませんので、ベースに関しては、ややまともな鳴り方に感じます。(相変わらずザラッとした感触はありますが)
私の聴いている音源の中で、色々と聴きましたが1番合うと感じたのがR&B系の曲です。
と言っても私、あんまりR&B聴かないんですが(おい!)
手持ちの音源で久保田利伸さんのCDを聴いたら、もう気持ちいいのなんの!
このイヤホンの低音の跳ね方が独特なんで、とても色気がありました。
サントラで言うとアニメの血界戦線のサントラが気持ちよかったです。
あの空気感というか、オシャレなジャズ感、そして妖しい世界観がマッチしてます。
あと意外に良かったのがL'Arc~en~Cielでした。
個人的にL'Arc~en~Cielの曲はベースラインめちゃ目立つし、タイトながらドラムもかなり気持ちよく聴こえるような音源が多いので、このイヤホンの低音域の特徴をよく表現してくれます。
と、ここまでは音質面のレビュー。
以下、使い勝手や気になるポイントを…
装着感はいいです。
と言うのもボディが軽いので耳に着けてても楽ですし、サイズも5BAが詰まってると思えないくらい小さい。
そしてノズル部が意外に長いのでしっかりと耳にハマってくれます。
なので取り回しはかなり良い部類に入ると思います。
気になる点は何と言っても…その…
質感が安っぽい!!!
というか発売当初は確か7万円くらいしてたと思うんですが、正直値段なりのクオリティかと言われると…
高くない?ってなります。
まあ、この辺を逆に渋いと思うか、やっぱりクオリティが…となるのかは人それぞれですが。
音質に関してけっこう褒めてる私でも、予算が10万円あって、このイヤホンを7万円で買うかと言われれば…答えはNOです。
私はこのイヤホンを中古で25000円で手に入れたので、めちゃくちゃ満足していますが、もとの値段の7万円は出せません。
この辺に関してはnobleもわかってたのか、今のシリーズはかなり垢抜けたデザインになってるので、今のモデルシリーズのデザインでならお金を出せるかもですね。
(それでもnoble audioは少し高めの値段設定に思ってますが…)
↓こういうデザインね
(個人的にnoble audioの値段と音質のベストバイはこの写真のsavannaだと思っています)
あとclassic nobleの3〜6までのデザインの違いがネジの色ってだけなのも気になるところ…
まあ、デザインに関してはそれこそ好みの問題ですけど。
何か言いたいかと言うと、値段なりのクオリティーはやっぱ欲しいなぁということ。
音がどんなに良くても、「デザインが…」「質感が…」ってなって購入を見送るってなると、やっぱり勿体無いと思うのです。
あと、このイヤホンはケーブルの端子が2pinタイプなのですが、店舗などで色んな2pinケーブルを試したところ。
刺さるものと刺さらないものとあったのです。
微妙にピンの間隔が違うのかな?と…
(情報自体は未確認なので何とも言えないのですが)
以前、UNIQUE MELODYのMacbeth(2pin端子)というイヤホンでリケーブル試した時は、ほぼほぼ刺さったと記憶してるので、ちょっと気になるかなぁと…
さて、以上がclassic noble5のレビューです。
ここまでのレビューを見られて、どんな感じの音か伝わったでしょうか。
正直申し上げますと、このイヤホン…
私の手持ちのイヤホンで1番のレビューが難しいのです!!!!
何でそんな表現の難しいイヤホンをレビューの2回目に持ってきたかというと、後が楽だから!!
はっきり言ってレビュー記事を書くのにこのイヤホンが鬼門だったので、先にやっちゃって気を楽にしておこうって魂胆です(笑)
まあ、それだけ独特な音を鳴らすイヤホンって事ですね☆
で、この辺の音の分析に私自信けっこう時間がかかりました。
パッと試聴しただけでは、もしかしたら「変な音」で終わってしまう可能性のあるイヤホンなんです。
今はもう新品で売ってることが、まず無いでしょう。
なので、もし購入するなら中古で購入という事になるでしょうし、もし試聴される機会があるならじっくりと試聴される事をオススメします。
さて、ちょっと音の感触が伝わったか、めちゃめちゃ不安ではありますがレビューとしてはこんな感じです。
あくまで個人の感想&意見ですので、参考までに捉えください。
それではイヤホンレビュー classic noble5でした!
DITA Answer スモーキープラチナ レビュー
イヤホンレビュー第一弾!
何をはじめにレビューするか、ちょっと悩んでましたが第一回はこのイヤホンを…
DITA Answer スモーキープラチナ
今現在の私のリファレンス機でございます!
まずデザインかなり良いですね。
こう、シンプルでありながら上品さも兼ね備えてるように感じます。
メーカーやスペックなどの詳しい情報はネットで検索すれば簡単に見つけられますので、ここでは割愛させていただきます。
簡単な説明だけさせてもらうなら、ハウジングにアルミを使用したダイナミックドライバーのイヤホンです。(簡単すぎる説明)
では音の感想を…
音のバランスはほぼフラット。
やや中高音にピークをもたせてるかな?っていう印象もありますがフラットと表現してよいでしょう。
音としてはサッパリとした寒色系の音色で、
寒色系の音ではありますが「冷たい」というより「冷静」というイメージです。
ただ低音はやや輪郭が緩めで少しだけふくよかな鳴り方をします。
で、ここからが私の中でのこのイヤホンの重要なポイント。
解像度も高く音場も広いんですが、どれもやりすぎないレベルなんです!!!
なので私自身、初めて試聴したの感想は「ああ、なるほど。キレイにまとめてるね」程度の感想でした。
というのも、発売当初、このイヤホンと同じ価格帯のイヤホンでもっと解像度高いものや、音場の広いもの、きらびやかな鳴りをするもの、臨場感を出してくれるものなどがかなり多かったので、それらのものと比べると…
「少し地味でぱっとしない」
という感じだったんです。
確かにキレイに鳴らしてくれるけど、どれも同価格帯のイヤホンと比べると…「そこそこ」レベルみたいな…
ただ何となく気になり続けてたので、試聴する機会がある度に、こっそりと試聴をし続けてました。
そしてある日、ある事に気付くのです。
「あれ?こいつ実はポテンシャル高いんじゃないか?」
まず、私の聴く音楽のジャンル、全ジャンルいける!
そして解像度高くて音場の広さもそこそこなんですが、そのおかげで聴き疲れがまったくしない。
そう、全ての項目がやりすぎて無い結果、おそろしく懐が深いイヤホンだという事に気がついたのです!
そして一つ一つの音の輪郭も明瞭ながらクッキリと出しすぎないので音の繋がりがとてもナチュラル。
このお陰で聴き疲れがない。
これに気づいた時点でかなり欲しくなってしまいます(笑)
そして月日がたち、私はずっとiPodClassic+ポタアンという組合せで音楽を聴いてたんですが、去年の10月に新たにXDP-100RというDAPを購入して改めてDITA Answerを試聴したのです。
するとイヤホンの元の音の傾向は変わらないものの、プレイヤー側の音の特性をかなり忠実に表現してくれました。
これがとても素晴らしく、その後サブDAPを2つほど手に入れ、それぞれで試聴をしたら、やはりDAP側の特徴をとてもわかりすく表現してくれたのです。
先日、A&KのKANNという低音が結構出るDAPをこのイヤホンで試聴した際、「なんだ?!お前そんなに低音出たのか…たまげたなぁ」と脳内でツッコミをいれてしまいました。
ちなみに全ての音の項目がやりすぎてないおかげで、多少の音源の質の違い(マスタリングが悪い音源など)もあまり気にならない。
例えばシンバルの音が小さい音量で聴いても割れてる音源などでも、解像度がやりすぎてないので、柔軟に受け止めて鳴らしてくれる。
つまり、ジャンルは選ばず、音源の質の差をカバーしながら、プレイヤー側の特徴を忠実に鳴らしてくれる…
どんだけ優等生なんだ?!お前!!!!
なんといいますか…
音の表現の面白いイヤホンがあったとしますよね。
どんな音でも面白く楽しく鳴らしてくれる。
それはとても素敵な事なんですが、人に例えると「凄く楽しいやつなんだけど、どんな話も少し盛っておもしろく話してしまう」みたいな…
その点、Answerスモーキープラチナは「どんな話もそのまま、脚色なく話してくれる」
だから「うん、お前の言う事なら信じれるわ」みたいな信頼感をこのイヤホンには感じています。
そんなこんなで、今年の4月。気がつけば手持ちのイヤホンが、けっこう個性的なものだということに気づいた私は、オーディオを楽しむ上で物差しとなるイヤホンがひとつ必要だという考えにいたり、DITA Answerを購入しました。
まさにリファレンスとしてピッタリのイヤホン!!
ちなみにDITAというメーカーの凄いところは、このAnswerスモーキープラチナをベースモデルとして、もっとボーカルに浸りたいならコチラのモデルを…もっと色気が欲しければこちらのモデルを…というように
好みによってハマるようなリスニングモデルをスモーキープラチナをベースに改良を加え発売してるのです!!
ちょっとズルい…(笑)
また、どれも素敵なんだな、これが…
なのでAnswer スモーキープラチナはAnswer(答え)シリーズのなかでも「模範解答」的なポジションなのかとしれませんね!
と、褒めてばかりでもレビューの信憑性が怪しく思われそうなので以下、個人的に気になるところを…
まず、ハウジングがキレイな円状で重量がそこそこあるので装着感に関しては人を選ぶかも。
私の場合、上記の特徴から純正のイヤーピースだとどのサイズでも歩いてると少しズレたりしました。
社外品のイヤーピースをつけた事によって、この問題はクリアしましたが。
次に、リケーブルが出来ない。
いや、わかるんですよ?このDITAというメーカーはケーブルやプラグにいたるまで自社でパーツのほとんどを用意できます!
そしてこのイヤホンには、このケーブルとこのプラグなんです!
っていう意気込み(こだわり)はとても伝わりますし、メーカーのそういう自信は私自身好感を持ちます。
ただ、イヤホンとケーブルの断線というのは必ずつきまとう問題なのです。(ワイヤレスを除く)
別にリケーブル出来ても、このイヤホンに関しては純正の音が好きなので、純正のケーブルで使うと思います。
ただ、断線したときにケーブル変えて、はいお終い!って方が安心して使えるじゃないですか。
しかも、この価格帯のイヤホンはかなりの確率でリケーブル出来るモデルが多いですし。
何となくですが、このイヤホンを購入対象にいれながら購入に至らなかった人の中には、結構ケーブル脱着出来ないという理由で買わなかった人がいるのではないでしょうか?
最後に、ハウジングの材質などの関係からか、たまに静電気を拾います。
静電気のノイズがドライバーから聴こえてきたりする時がありますので、ちょっと精神衛生上ビックリしてしまいますね(汗)
とまあ、色々書きましたが、個人的にこのAnswer スモーキープラチナは現在の自分の耳(リスニング)の基準となってるイヤホン
です。
そう使うに相応しい音のバランスとジャンルを選ばない柔軟性。
音の鳴らす元の特徴をしっかり出してくれるポテンシャルを兼ね揃えたイヤホンなのです。
※個人の感想です。あくまで参考程度に捉えてください。
以上、DITA Answer スモーキープラチナのレビューでした!!!!
イヤホンなどのレビューに使用する機器について。
さて、このブログでは主にイヤホンやヘッドホンのようなオーディオ機器を中心に私の感想などを綴っていこうかと考えております。
その際にとても大事なのが、そのイヤホン(ヘッドホン)を何で鳴らすのか…というところです。
私がオーディオ機器にハマり始めた頃、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)と呼ばれるものは大きく分けて二種類くらいしかありませんでした。
その二種類というのはApple の「ipod」とSONYの「ウォークマン」です。
あとは各家電メーカーや怪しい名前も聞いた事がないようなメーカーが「MP3プレイヤー」を出してたくらいで、しっかりと音楽を再生させようと考えるとAppleかSONYか…そんな時代だったのです。
あとは本当にごく一部のマニアックな人がCOWONなどの韓国メーカーのプレイヤーをこだわって使われてたぐらいです。
ポータブルアンプなんて実際持ち運べて使うとなると2〜3機種が実用的なサイズであったぐらい。
つまり今のオーディオ業界の賑わい方を考えると本当に「そんな時代があったのか…」と思われるくらいのラインナップしかありませんでした。
現在では各メーカーが「これがうちの音だ!」と言わんばかりにDAPの開発(販売)に力を入れてられます。
何が言いたいかというと、この音楽を再生するDAPの種類によって、音の鳴らし方が全然違うのです。
この実際にイヤホンなどに繋いで使うDAPの性能によって聴こえ方の印象が結構変わってきます。
なのでイヤホンなどのレビューをする場合、音を鳴らす元のDAPの性質を伝えておかないと、レビューを見られた方が実際にその機器を試聴などした際に「?全然違うじゃん…」と思われる可能性があるのです。
あくまで音なんてものは本人の主観以外で語るのが難しいので、人それぞれに感想は多少違いがあると思ってるのですが、音を鳴らす大元(DAP)のある程度の性質を一応伝えておかないと逆に混乱するのでは…と思い、この記事では主にレビューをする際に私が使用するDAPについて本当に簡単に紹介します。
Acoustic Research AR-M20
というDAPです。
詳しい事は後日レビューとして紹介しますが、簡単に音の傾向についてご説明すると…
スッキリとした空間表現。
硬めの音の出し方。
やや暖かみのある音色。
解像度は7万〜8万円前後のDAPとしては普通かやや高い。
こんなところです。
まあ、こんな事を書いておいてなんですが
それもお前の主観であって、俺はそうは思わん!
なんて言われると元も子もないんですがね(笑)
あくまで参考程度に捉えておいてください。
一応、今後の記事のためにご説明させていただきたかったので。
主にこちらのDAPを使用して、レビューをさせていただきますので、ヨロシクお願い致します。