イヤホンレビュー qdc3CH 音質編 (カスタムIEM)

どうも!dropです。

 

全然ブログ更新できてない!!

 

ダメなやつです!(戒め)

 

さて、今回はイヤホンレビュー!!

 


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qdc 3CH 音質編    です!!!

 

デザインについては、前回散々うざいほど自慢…

ゲフンゲフン…

紹介させていただきましたので、今回は肝心の音質についてです☆

 

と、その前に…レビューに使うDAPを変えました!

 

前回まではAR-M20というDAPを使用していたのですが、色々とあり手放しまして(後日ブログに書きます)

 

今回からイヤホン&ヘッドホンのレビューに使用するDAPはコチラです!

 

ドン!!


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AK KANN!!!

…ではなく。

 

こちらです!!!(茶番)

ハイドン!!



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fiio X5 2nd

です!!!

 

コチラの購入のいきさつ&レビューも後日改めてということで…(本当になるべく早めに)

 

音質の特徴としては

・音像クッキリ

・まっすぐ芯のある音の伸び

・寒色モニター系(とても真面目サウンド)

簡単にこんなとこですね。

 

お前あんだけKANN好き好きいってるのに、こっち使うの?って言われそうですが。

 

それはそれ!これはこれ!

なんです…

 

こっちのほうが音の出口の特徴が掴みやすいのでね(笑)

 

人も道具と適材適所ですね(( ・ิω・ิ)キリッ)

 

と、本題に戻りましょう…

 

qdc3CHについて

 

まず、qdcにはユニバーサルモデルの説明からさせてただきます。

 

qdcには「qdc3SH」というモデルがあります。

 
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コチラです!

http://www.mixwave.co.jp/dcms_plusdb/index.php/item?category=Consumer+AUDIO&cell002=qdc&cell003=3SH&id=5

 

ビックカメラなどでも取り扱いがある機種なので、比較的に試聴はしやすいかも…(それでも場所は限られますが…)

一応、私がカスタムIEMを買ったお店の店員さん曰く、ドライバーも音のチューニングもこの3SHと同じだそうです。

ドライバー構成はBAドライバー×3基。

 

このモデル。どんな音かといいますと…

少しドンシャリ気味のサウンドバランスです。

ここで注意が必要なのは…qdcのモデルとしてはドンシャリなのであって、世間的に「ドンシャリサウンド」と言われるモデルと比べると正直そこまでドンシャリしてません。

(ややこしいね!!!)

説明し易いので、あえて人に音の感触を伝えるのにドンシャリと説明しています。

 

日本で取り扱いのあるqdcのユニバーサルモデルのイヤホンは、2SEと3SH、そして4SSと3種類あります。

どのモデルにも言えるは、「解像度が高く音の定位がしっかりしている」というところ。

そして「解像度高いのに聴き疲れしにくい音色」を出してくれると個人的に感じます。

 


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コチラは私の所有しているqdc 2SE

 

基本的に思うのは、qdcの音作りというのは

モニター的な解像度と定位がありながら、音の当たりが絶妙に耳に刺さらず、鮮明ながら色艶が出ている

そう思わせるようなモデルが多いです。

(真面目なのに妖艶と私の中で位置づけてます)

 

その基本を抑えた中で

・日本人が好みそうな中音域に少しピークを持たしたようなチューニングに仕上げた2BAモデルの2SE(日本限定モデル)

・少し音の輪郭を柔らかくして、ややドンシャリ気味にチューニングした3BAモデルの3SH

・1番フラットでモニターサウンドな4BAモデル4SS(かなり解像度高いです)

 

と言うようなキャラづけを感じています。

 

2SEに関しては後日、ブログでレビューを書くつもりですので、ユニバーサルモデルの説明はこのくらいにして…

 

 

本題のqdc3CHについてです☆


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何回でも見せたいこの美しさ…

 

いや、だから音質について書かなければ…

 

カスタムIEMに関しても種類がありまして…

現在のライナップは

3CH

4CS

5CH

8CS

8CH

8CL

GEMINI

の7種類が日本での取り扱いがあります。

 

って、ユニバーサルモデルより多いがな!!

って突っ込んでしまいそうになりますが、もともとqdcって業務用の音楽機材を作ってる会社ですので、むしろイヤホンに関してはカスタムが主流なんです。

(私のイメージではありますが)

 


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(過去に試聴会にて全部聴きました)

 

名前の数字がBAのドライバー数を表し、名前の最後についてるアルファベットの違いで、チューニングの傾向を表してます。

S→モニターサウンド

H→ややドンシャリ、リスニングサウンド

L→音場が横に広がるライブステージを思わせるような空間作り

GEMINI→スイッチで2種類の音が楽しめる。

 

個人的なイメージですと、こんな感じですね♪

 

で、3CHです。


基本的には最初にお伝えしてる、ユニバーサルモデル3SHと同じ音の傾向です。

 

3SHのサウンドについて、もう少し掘り下げると…

 

高解像度ながら、他のモデルに比べて音色が柔らかく、やや音像が太く、ドライなサウンド。

他のユニバーサルモデルと比べる高音と低音を持ち上げて、音楽的な「ノリの良さ」を味付けしている。

凄いのはボーカルやギター、ピアノなどの中音域がとても鮮明で、まったく高音と低音に埋もれていない!!

 

そして「ドライな音色」なのに、まったく音が刺さらないんですよね。

 

最初は「ウェット」な音かなって思ってたんですが、音の1番アタックの強い瞬間がドライなんですよね。

音の引き際がとてとキレイというか、染みるように引いていくので、その美しいの余韻の残し方のお陰で「ウェット」かと思ってたんですが。

 

 

基本的にはこの音色で…

 

カスタムIEMとの違い…それは…

 

フィット感です。

「なめとんのか?!」

「んなことわかっとるわい!ワレェ!!」

って、声が聴こえてきそう何ですが、カスタムIEMに関してはそこがキモなんですよ!!!

 

要は自分の耳型とって作るわけです。

もう、耳にピッタリはまりますよね?

みっちり耳にフィットしますよね?

そのおかげで音に変化が訪れます。

 

ほら、ユニバーサルモデルのイヤホンでも、イヤーピース変えるとフィット感変わって、音の聴こえ方違うじゃないですか?

 

 それと同じかなって思います。

 

で、完成版のカスタムIEMであるqdc3CHの音はというと…

 

ユニバーサルモデルである3SHに比べてて低音の量が増えたような鳴り方します。

実際は「増えた」というより、耳に密着するため、低音が逃げずに真っ直ぐ鼓膜に届いてるのかと感じますが…

あと、同じ原理なのか各音域の音像がさらに掴みやすく感じます。

輪郭が少しだけ締るといいますか…

 

音の変化としてこんなとこですかね。

 

イヤホン本体の音としては…

ん…本体ですと?

 

そうなんです。

私がなかなか、このイヤホンのレビューを書かなかった理由はここにあります。

 

こちらの写真をご覧ください。


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ケーブル黒いですね?

 

続いてこちらの写真を…


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ケーブルシルバーですよね?

 

黒いケーブルはユニバーサルモデル純正のケーブル。

銀ケーブルはカスタムIEMの方の純正ケーブルなんです。

 

この銀のケーブル…結構音が変わるのです。

 

「ケーブルで音が変化する」というと、よく「そんなことはない」とおっしゃる方がおられますが…


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実際に私の耳には音の変化が感じられましたので、ここでは「変化する」と言う事で話を進めさせていただきます☆

(どうかお付き合いください)

 

この銀のケーブルはMixwaveの公式通販サイトで約一万円で売られている(この記事を書いてる時点では品切れしてます)ケーブルなんですが、これがなかなかどうして…

 

このケーブルで3CHを聴くとですね。

上記のqdc3CHの聴こえ方に比べ…

 

・さらに音像が太い

・音の空間が広がる

・気持ち音の輪郭がハッキリする

 ・音の粒立ちが固くなりさらに音色がドライになる

 

という変化がありました。

 

で、最初に完成品のqdc3CH聴いたときは当然ながらシルバーケーブルで聴いていたんですね。(カスタムについてるのはコチラのケーブルなので)

 

で、試聴機(3SH)との音の差がかなりあったんですよ。

 

で、コレがカスタム化によるフィット感からくる差なのかな?と思ってたんですが。

いや、コレ多分ケーブルが凄いぞ!!って思い…


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ユニバーサルモデルのqdc2SEにシルバーケーブルを刺して聴いたら、やはり音の変化が上に書いた変化と同じだったんすね。

 

こうなると、カスタムの音のレビューをするなら、やはり同じドライバー、同じチューニングであるqdc3SHとの音の違い(変化)を出来るだけ正確に伝えたいと思い、しばらくqdc3CHに黒い方のケーブル使って音を聴いていました。

 

やはり基本的にはフィット感の違いによる音の変化。

そしてケーブルの種類による変化。

この2つによる違いですね。

 

これだけでかなり音色が変わるものです。

 

 

概ねの音質レビューに関してはこれぐらいです。

 

しかし、qdcの音作りは解像度と音作りは今まで「ありそうでなかった」ところをついてるというか…

 

中国でシュアを独占してるとも聞きますので、実に狙いすまされた、正確かつ聴き心地の良いサウンドメイクに胸を打たれます☆

 

 

 ちなみにオーダーしてから手元に届くまでは約一ヶ月ぐらいでした。

(早い!)

 

店員さんは「3ヶ月は覚悟しておいてください」っておっしゃってたので、覚悟して待ってたら意外に到着早かった(笑)

出来上がりについては先日散々紹介した「デザイン編」を見ていただければ、完成度の高さが伝わると思います。

 

さて、相変わらず褒めてばかりいてもいけないので、恒例の「ここが気になる」というところについて…

 

ん〜…音質についてはここまでくると「好み」の問題ですから、なかなかケチをつけにくいですね。

私なんかはqdcの音作りに心奪われ、オーダーしたので。

解像度の高さ、定位の良さから苦手なジャンルもあまりなさそうですし…

強いて言えば、「ヘビメタ」とかは迫力不足になるかも…位ですかね。

基本的には迫力を求めるようなおとではありませんので。

故に結局「好み」の違いで落ち着いちゃうですね。

 

使い勝手などに、関してはやはり「独自端子」というところでしょうか。

 


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この端子のおかげで、もちろんプラスな部分もあるのですが(端子汚れにくく汗などにも強い)、やはり「リケーブル」する幅が狭まるというのは、せっかくケーブル脱着できるので色々なケーブルを試したくなるのは正直なところですね。

 

あとこの端子、少しヒビが入りやすいそうです(店員さん曰く)

 

私も届いて3日目ぐらいにケーブルを外して見ると…


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端子にヒビが…

というか、メチャクチャケーブルの端子部分が硬くて全然ケーブルが抜けなかったんですよ。

10分くらいかけて、ゆっくり。メチャクチャゆっくりケーブル外したら。

結構大きなヒビな…

指でなぞると明らかに指先に亀裂が感じられる レベルで。

コレが亀裂が引っかかって抜けなかったのか…と思い購入店へ相談へ。

 

流石にこれは初期不良で修理に出しましょうということで、修理に旅立ちました…

 

購入から4日で!!!!

(とても、寂しかったです)

 

どうやらメーカーとしてはリケーブルをあまりして欲しくない、との事でかなりケーブルのところを抜けにくいように硬く作ってるようです。

 

ただ、これはqdcに限った事では無いようで。

アメリカのメーカーである「Ultimate Ears」のカスタムIEMも同じような独自端子なんですが。


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購入店の当時の店長さんの

がこのメーカーのカスタムを持ってらして、店長さんのカスタムの端子部もヒビが入ってるとの事でした。

ただ、店長さん曰く「この端子部は少しヒビが入るのは仕方ない」との事で。

 

この時の私のカスタムの亀裂は、流石に「修理に出さないと」レベルだったのですが。

端子先端部の小さなヒビは、仕方ないレベルとの事で…

小さなヒビで修理に出すと多分返ってきても、また、小さなヒビが…と修理→ヒビのサイクルを繰り返すので、ある程度は仕方ないらしいです。

(いつもカスタムの対応してもらってる店員さんもおっしゃってましたし)

 

現在、自分のqdcも先端部に、小さなヒビが入ってるのですが、最初に入ってたヒビより明らかに小さいですし。

ケーブルの抜き差しにも影響がないので、「保証期間も来年の七月まであるから、これより酷くなったら、修理に出したらいいか」ぐらいに捉えてます。

 

ちなみに最初に修理に出して帰ってくるまでの期間は1ヶ月と少し…

 

ほぼ、カスタムのオーダーして届いた期間と同じくらいでした。

 

帰って来たイヤホンもやはりケーブルの端子部が硬かったですが、前のように「全然抜けない」ってレベルではなかったのですね。

 

やはり基本的には「リケーブルしないでね」ってことなんでしょうね(汗)

 

ここで大切なのは「ヒビ入ってた」よりも「ちゃんと保証で対応してくれる」というとこですね。

 

初期不良なんてものは、どの製品かってもあり得る可能性があります。

なので、大切なのは、もちろん「品質」もそうなんですが、「保証がちゃんとしてるか」かなと思います。

 

今回は店舗の対応も迅速でしたし、代理店&qdc側もちゃんと対応してくれてるので、特に腹ただしいとか、そういう感情は起きませんでした(笑)

 

端子の性質上仕方がないのであれば、ある程度は受け入れようかなと思ってます。

(何かあればちゃんと対応してくれるのわかったので) 

 

まあ、人によっては本当に嫌になるポイントかもしれないので、こちらで書きました。

あえてね!!!(本田感)

 

あと、付属品について…

外箱もケースも基本的にはユニバーサルモデルと同じモノが付いてきます。

 

 こちらがケース


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上がユニバーサルモデルの2Seの付属ケース

下がカスタムの3CHのケースです。(名前入ってるのでモザイクかけてます)

 

ケースとしては質感もよく。中央のメタルプレート部も高級感がありますが…

 

個人的には「カスタム買ったぞ!」という特別感は少し欲しかったですかね(笑)

 

名前入ってるのですが、ある意味特別感はあるんですが…

一周ケースを大きくしてくれるですとか、そんな事でもいいので。

 

あと、謎にユニバーサルモデルと同じようにイヤーピース1式付いてきます!!!

 

カスタムなのに?!

 

まあ、qdc2SEを持ってる私からのすると「やった!スペア増えたやん!」ってなりましたが(笑)

 

やっぱ、箱であったり、ケース&付属品に関しては、もう少し…もう少しだけ特別感欲しかったですかねぇ…

(カスタムIEMって基本的には業務用みたいなものですが、それを求めるのは完全にワガママなんですがね)

 

まあ、このケースはかなり使いやすいので良いと言えば良いのですが…(笑)

 

 

さて、今回は…これぐらいですかね。

 

やはりカスタムIEMを買うってなると、ある程度は勇気がいると思います。

試聴機で試聴してても、性質上、完成品と音の変化は多かれ少なかれあるものでしょうし。

これからカスタム作ろうかなぁ…人に向けて少しでも参考になれば!と記事を書きましたが。

 

全て私の感じた個人の感想ですので。

本当に…本当に参考までに捉えください(汗)

 

 

しかし書きたい記事が山ほどあるんですが時間がぁ…時間がががが…(笑)

 

 

それでは、次回お会いしましょう☆

 

お付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m