音楽雑談 偏見と私がアニソンが聴く理由

今回は雑談系です!!

ちょっと変わった題材なんですが…

 

テーマは!

偏見について

私がアニソンを聴く理由

です!

 

さて、何でこんな事を書こうかと思ったか。

 

アニソンがオリコンなどで、結構上位にランクインされたり、露出自体が多くなって結構時間が経つと思うんですがね。

 

偏見もあってか、むやみにバカにする人が結構存在するんですよね。

 

まあ、先日実の兄と話をしてたら「最近音楽何聴いてる?」という話題になって「またアニソンにハマってる」と答えたんですよ。

そしたら「まだ、あんなん聴いてるんかいな?!」って感じてちょっとバカされたんですね(汗)

で、アニソンを「あんなん」と言う理由は何か?と質問したら、理由があんまりくてですね…

実にふわっとした感じでとりあえず否定してる感じだったのです。

 

まあ、イメージというか偏見ってやつですよね。(兄は結構偏見で物をズバズバ言うタイプ)

 

この偏見ってのがなかなか、やっかいでして…

 

兄に限らず、そういう人に何か気に入らないかって聞いても「アニメの曲なんか…」みたいな事を言われたりします。

 

で、色々と話をしてたりしてもですね。

 

結局、アニソンを聴いてないしアニソンの事も全然知らなかったりするんですよ。

これ自体はまあ、人の自由なのでいいんですが。

 

僕が少し違うんじゃないかなって思うのは、知らない事を理由もなく、調べもせずに、ただただ否定するのはどうか…というとこなのです。

 

知らなければ知らないでいいんですが、否定するなら「否定するちゃんとした理由」が必要だと思うんですね。

理由も知識もなく、ただただ批難するのは、どちらかというとただの「悪口」なんじゃないかと思うのです。

 

 

この件に関してはどのジャンルにも当てはまるんですが

 

 

よく日本人は「批評が出来ない」なんて言われたりします。

 

説明させてください!

 

 

批評の本来の意味はこちら

《名・ス他》よい点・悪い点などを指摘して、価値を決めること

 

なんかの辞書サイトから引用させていただきました(なんか手抜きですんません)

 

つまりちゃんと良い点と悪い点を指摘出来なければいけません。

そういうところを踏まえた上で評価するわけですよ。

 

そのためには、その対象となる物に対する知識が必然的に必要となりますよね?

 

よく人の話を聞いたり、ネットの書込みとか見てると、自分がそれに対する知識が無いのに、一方的にバカにしてたりします。

 

で、それって批評じゃなくてただの悪口じゃん…

って、よく思ってしまうんですね。

 

 なので、もし否定するのであれば、それなりにそのジャンルの事を知ってほしい。なんて思うのです。

 

 

で、話を少し戻しまして…

 

アニソンというジャンルについて、アニソンにはアニソンの良い点があると個人的に思っているので、そんな人に少しでもわかってもらえるように、ちょっと自分がアニソンを聴く理由でも書いてみようかと思ったのです。

 

…うん。相変わらず面倒臭いやつですよね!僕って!

 

 

 

では、行きましょう!!!

 

まず、私がアニソンにハマるきっかけから…

 

実は私は、アニメというものにハマったのは20歳を超えてからなんです。(現在33歳)

 

男の子がだいたい通るであろう「ガンダム」でさえ、ちゃんと観たのは高校3年生の頃だったのです。

当時付き合ってた彼女(結構年上)にガンダムは観てないと損するよ!」と言われ、ビデオを貸してもらったんですね。

(ビデオだって!時代を感じるね!)

 

しかもその時の彼女が結構あれでしてね、一緒に頭文字Dのアニメのビデオも貸してくれるような人で…

頭文字Dは漫画で集めてたのですが、アニメを観たのはこの時が初めてでした。

 

その時に小学校の頃以来ぶりに少しアニメに触れたぐらいのレベルでした。

 

 

そして時は経ち…

 

 

そう、あれは確か自分が22〜23歳頃の時ですかね。

何気に深夜にテレビを観てたんですよ。

今でも忘れません!あるアニメがたまたまやってたんですよ。

 

そのアニメの名はひだまりスケッチ365」

 
f:id:musicdrop:20170826100302j:image

 

正直、衝撃的でした。

アニメの表現方法も独特で惹かれたんですが…

 

なんやねん!この可愛い子たち!!(驚愕)

 

ってなりましたよね…

はい…ビックリしました…

急に何かに目覚めちゃったのです(笑)

 

で、毎週観るようになるんですがね。

 

OPの曲に…驚愕します。

 

?でわっしょいという曲なんですが。

 

なんなんだ!!この弾みっぱなして元気なかわいい曲は!!自由か?!これが自由なのか?!!!

 

という感想を持ちました…

 

というのもですね、当時自分は音楽をしてまして、作詞なり簡単な作曲なりも勉強してたのです。

で、音楽をするにあたって、参考として邦楽とかをジャンルに問わず色々と聞いて自分なりに勉強してたんですよ。

 

自分の人生において普通に聴いてきた曲。

勉強するために聴いてた曲。

 

そのどれにも当てはまらない感じの曲だったのです。

 

で、こんな性格なので、この曲の何がこんなに凄いのかって自分なりに考えます。

 

 

 

その時に感じた事がコチラ

 

①曲の始まりから終わりまでテンポやメロディーラインが弾みっぱなし

 

②メロディーラインに対して歌詞の乗せ方が何気にセンス抜群。言葉のチョイスが新鮮。

 

③声がかわいい(声優によるキャラボイス歌唱)

 

④当たり前だけどアニメ自体のイメージがバッチリハマっている

 

⑤アニメのイメージにハマってるのに、めちゃくちゃ自由に作ってるように感じる

 

 

簡単に説明するとこんな感じでした。

(本当に簡単にです。細かく説明すると長くなる…)

 

そして簡単に解説

 

①…そのままです。この弾みっぱなしなおかげで一曲聴き終わった時に、何か謎のやりきった感というかビリーズブートキャンプ」をやりきった後のような充実感を感じました

(ああ…今の子には絶対に通じない…)

 

②当時、私が聴いてきたどの曲にも当てはまらない、歌詞(言葉)のチョイス。アニソンでしか使わないような、許されないような歌詞ですよね。

 

③そのアニメの登場人物(声優さんによる歌唱)が歌ってる。これ自体が初めて触れる世界でした。

 

④当たり前です。このアニメのために作ってる、完全オーダーメイド曲です。アニメの映像とのリンク具合(曲のリズムと絵がちゃんとリンクする)が新鮮でした。

 

⑤曲なので、もちろん法則性にのっとって構成はされてます。けど、ここまで自由にやりたい放題した曲なのにアニメのイメージにピタッとハマってる。

 

まあ、初めてづくしの事だったのですが…

実際OAされるOPの約1分半ぐらいの時間で、そのアニメの世界観を表現するすごさ。

これも重要なポイントです。

 

今までドラマのタイアップ曲とか色々と観て聴いてってしてきましたけども、正直、あまりドラマのイメージにあってなかったり

無理矢理タイアップしてない?それ?みたいな事も多かったんですよね。

(アニメでもそういうタイアップがあるっちゃあるんですが)

 

もちろん、ちゃんと作品(ドラマや映画)のために描き下ろしてる曲も存在します。

 

しかし、ここまでやりすぎなくらいハマってるのは新鮮でした。

 

で、ここから色々なアニメにハマり、アニソンにハマりって道が始まって行くのですが…

 

基本的にこういうアニソン(登場人物が歌うような物は特に)は、そのアニメのためだけに、そのアニメのイメージを表現するために、しかもOAされる1分半くらいの時間で伝わるように、そのためだけにスタッフをかき集めて作られる完全オーダーメイド作品なんですよね。

しかもこれだけ、色々と制限されそうな条件の中であっても何故かめちゃくちゃ自由な感じで作られてる曲がいっぱいある。

 

これってめちゃくちゃ贅沢な事ですし、めちゃくちゃ難しい事だと思います。

(アニメは商業ですしそういう展開で物を作るのは当たり前な事ですが)

 

こういう色んな要素がいっぱいあって、私はアニソンが好きなのです!

 

そして最近は邦楽もジャンルが細分化されすぎてて、露出自体もどんどん減っていってます。

変な話ですね、何を聴けばいいのかわかりにくくなってきてる様に感じるんです。

(自分で選べと言うことでしょうが…)

 

よく、邦楽は90年代をピークに衰退した。なんて言われますが、各ジャンルのクオリティとしてはむしろレベルが上がっていってると思います。(このへんが意外に誤解されがち。)

 

 

〜90年代までの邦楽というのは、ジャンルの分け方が今に比べると曖昧さがあって、そのおかげもあって逆に、聴く側がジャンル毎にバラけにくかったんだと思います。

(説明が難しい)

だから世間的にヒットしてた曲ってのが、みんな共有できてたと感じますし、音楽を聴く事をが1番身近な娯楽になっていた気もします。

 

2000年代に入り、各ジャンルの細分化が始まり、そのために「自分が聴くのはこのジャンルだっ!」って人が別れていったイメージがあるんです。

 

そこから色々な技術の発展により、身近に感じる娯楽がドンドン増えていき、ダウンロード販売などか主流になりはじめて、CDが売れなくなり、ジャンルの細分化が進んで行って販売枚数が少なくなって来たCDがさらに各ジャンル毎にバラけていく。

 

そうなると各アーティスト単体のCD売上ってドンドン減っていきますね。

 

だからアーティストの活動の中心がCDを出すことより、ライブをすることに変わっていく。

(CDが売れないのでライブで稼ぐ。アーティストとして活動するためには必要なこと)

 

すると、どうなるか…

 

CDの販売ペース(新曲の発表ペース)が遅くなってきますね。

ベテランアーティストになると余計に。

 

ハイペースで曲を発表するのは、CDの販売がかなり見込めるアーティストばかりになります。

 

もちろん全てがこれに当てはまらないですがね。

 

何か言いたいかと申しますと、邦楽というジャンル全体での流れ(サイクル)がやや鈍っていっているように感じるのですよ。

 90年代までの邦楽のサイクルの速さが異常だったともいえますがね。

 

 

アニソンというジャンルに関しては、そのジャンルの中だけの話なのに、かなりサイクルが早いのです。

 

3ヶ月毎にかなりの数の新しいアニメが始まります。

その度にOP ED曲やキャラソン。それに加えて声優のアーティストとしての売り出し方がかなり増えてってますね。

劇場版アニメの主題歌が発売されます。

プラスでアニソンニユットが定期的に曲を発表したり…

 

なので次から次へと曲が発表されるので、個人的に退屈しないのです。

 

変な意味、90年代前後の邦楽の流れに似たものが、アニソンというジャンルの中だけで起こってるようにも感じます。

 

 

この辺も私がアニソンを効くことが多くなる理由の1つでもあります。

 

 こういうサイクルの速さによるジャンルの活性化を感じたりするのです。

 

こういう色んな要素がありジャンルとして私はアニソンというものに、とても興味を惹かれているのです。

 

すみません。長々とダラダラと説明させていただきました。

これでも、かなりかいつまんで説明してるんです(汗)

 

もちろん、単純に楽曲が好きだったり、アニメが好きだったり、声優が好きだという理由もありますがね!!!!(1番大事!)

 

 

と、まあそのジャンルには、そのジャンルの魅力というものがあるものです。

 

と、こういこ事を先日、兄との会話の中で説明したんですね。

 

正直「おう…」とやや引かれたものの(笑)「悪く言ってごめん、そんなにちゃんとしたものとは知らなかった」と言ってもらえました。

歴史的和解です!(笑)

ただ、まあ…それを踏まえた上では「普通は音楽聴くときにそこまで考えて聴いとらんぞ」と笑われましたが。(それもそうか…)

 

ただ、やはり偏見ってものはなかなか無くならないものですよね。

その偏見のせいで傷つく人も少なからずおられるとも思います。

そして偏見のせいで自分の世界か狭くなって、もっと広く楽しめる事が楽しめなくなったりもします。

なのでむやみやたらに否定したりする事なく、楽しみ方の幅を広げて、理解しあいたいものですよね☆

 

 

今回はここまで!

 

本当に面倒臭い記事にお付き合いいただき、ありがとうございましたm(__)m