オーディオ雑談 初カスタムIEM選定への道程

今回はレビューではなく、雑談です。

お題は「初カスタムIEM」について!

 

先日、私史上、初となるカスタムIEMをオーダーしたので、カスタムIEMを選定するまでの紆余曲折をダラダラと語ります。

 

さて、事の発端は今年の3月。

Twitterにて、あるフォロワーさんのお誘いがありまして、初めてだったのですがオフ会と言うものに参加させていただきました。(オーディオ関係)

 

そこで色々な方々と出会い、手持ちのイヤホンを拝啓させていただいてたのですが、カスタムIEMの所有率が高いこと高いこと!!

 

もともと、カスタムIEMは気になってはいたのですが、なんせハードルが高かったので、そこに踏み出せなかったのです。

(欲しいけど、どうしよう?状態)

 

その参加させていただいたオフ会でカスタムを所有されてる方々の話を聞き、手持ちのカスタムを試聴させていただいてるうちに「これは本気で購入してみよう」という気持ちに。

 

そこから初カスタム選定へ向けて、果てしない迷宮に迷い込みます(笑)

 

いや、カスタムIEMって出来上がって聴いてみて「ちょっと違うな」といって気軽に手放せない(売れない)じゃないですか?

 

正確には買取はしてくれますが、作ったときの値段を考えると、かなり安い値段で買取になるので。

まあ、自分の耳に合わせて作るので買取ってとらえるだけ、ありがたいのですがね…

 

で、初カスタムの機種を選ぶに当たって考えが3つ…

 

①初カスタムなのだから値段も安いやつを選ぶ(失敗してもダメージ少ない。どんなものか試す意味合いもある)

 

②初カスタムなのだからオールジャンルイケるような万能な機種を選ぶ

(無難だし今後カスタムを作るとして基準となる音を持っておく)

 

③そんなこと考えずに癖があろうが、自分の好きなヤツを選ぶ

(あくまでも予算内で)

 

この3つの考えを頭にチラつかせながら、オフ会でお会いしたフォロワーさんに相談しながら色々と試聴機を聴き比べました。

 

実はこのオフ会でお若いのにも関わらず、めちゃくちゃカスタムIEMにお詳しい方と出会いまして、後日、その方と予定もあったので合流して、じっくりと色々とイヤホンを試聴しました。

 

で、そのカスタムIEMの中から自分が最初に気になっていた機種2機種。

その方のオススメで気に入った機種2機種。

ここまで絞れました。

 

まず、自分か気になってた2機種は…

 

EMPIRE EARS SUPRA

HEIR AUDIO Heir 4.A S 

 

でした。

両機種ともにクセありまくりでしたが、SUPRAはヤンチャだけどスッキリしててなかなか刺激的な音。

HEIR 4.ASは高音がやや主張するんですが、低音域の質感が独特でリスニングとして割り切ればかなり唯一無二な音かなと感じてました。

 

で、基本的に人の意見アレコレ聞きたい人なのでカスタムIEMコーナーの店員さんに「このメーカーの評価(出来や納期)どうですか?」と質問。

 

すると「正直、初カスタムとしてはオススメできません」とはっきりハッキリと言われます。

 

 

理由→EMPIREのSUPRAは音がどうしても暴れる瞬間があるのとADEL仕様を買っても耐久性がまだ未知数。

Heirは音が気に入れば4BAモデルとしてめちゃくちゃ安いけどメーカーの納期やその他のとこで正直信用出来るような感じではないです。(少しトラブルがあった?)

 

それを聞いて踏み込めるくらい音が気に入っていれば、買うんですが、その理由を聞いて躊躇したので、自分のなかで後悔しないためにも今回は見送りました。

(何台かカスタム持ってて、そのうちの1台なら悪くないとの事)

 

まあ、いつもお世話になってるお店のスタッフの方って本当に正直に良いとこ悪いとズバッと教えてくれるので信頼してるっていうのもあり、素直に候補から外しました。

 

そして一緒にカスタムIEMの選定を手伝ってくれたフォロワーさんのオススメでこれいいじゃん!ってなったのが…

AAW M20

CTM CT-200

の2機種でした。

 

M20に関しては音のバランスめちゃ整ってるんですが、退屈な感じではなく、聴かせどころを心得てるような鳴らし方。

CT-200はかなり空間がスッキリしてて、音のキレもある。けど、聴き疲れしそうな感じではないですし。解像度も高い。モニター的な解像度とやりすぎない音のキレで自分の好み。

 

この段階でほぼほぼこの2機種に絞れました。

 

何でも鳴らせる感じのM20とやや女性ボーカルがやや得意のスッキリパリッと系のCT-200。

 

その後もこの2機種を何回も聴き込んでいきます。

 

で、自分の中でM20はバランス良くて1台目のカスタムとしてはめちゃくちゃ優秀!なんけども、値段も安いしちょっと頑張ればいつでも買えるのでは?

初カスタム買うなら(その為にお金も貯めてるし)ちょっと冒険してみようと、CT-200に決めます。

 

単純にどちらが素直に音の好みかと言われればCT-200ってのも大きいポイントです。

しかもポタフェスでインプレ代キャッシュバックされるし…

あと、メーカーとしてなんとなくCTMってかっこええやん?って惹かれてしまったのもあります(笑)

 

 

しかし…

 

あとはデザイン決めるだけか…と思ってた矢先…

あるニュースがカスタムIEM業界に駆け巡ります…

 

Westone カスタムIEMシリーズ

大幅値下げ!!!!!!!!!

 

ネットで見た瞬間ビクってなりましたね(笑)

 

というのも…自分Westoneの音作りめちゃ好きなんです。

ES60は本当に解像度高くて音の輪郭シャキッとしてるのに、かなりリスニングとして聴けるとこがあり、まさにモニターの解像度とリスニングの楽しみの両立を体現してるメーカーといいますか…

 

プラスで自分の好きなアーティストさんが、かなりの確率でWestone使われてるので憧れがありまして…(このミーハーめ!!!)

 

ただ、値段がいかんせん高めだったので候補から外していたのですが…

 

機種によっては3万円以上安くなったので、

「こ、これは…」となります。

 

でES30が十万円切る値段になった…

 

「ES30がその値段ならちょっと無理して買ってもええんやないの?」という衝動に駆られます。

 

で、すぐにeイヤへ試聴しに行く…

ええやん!これ!やっぱええやん!これ!

高音伸びるボーカル近い低音しっかりしてる。

解像度高い。けどちゃんとリスニングとして聴き入れる…

音の粒立ちもしっかり感じる。

 

ヤバイ…ヤバイ…ヤバイ…ヤバイ…ヤバイ…

欲しい…欲しい…欲しい…欲しい…欲しい…

 

けど、正直予算オーバー(当初の予算は七万円まで)

 

さあ、どうする…

 

めちゃ悩みます(笑)

 

で、ES30聴いてて「ちなみに同じ3BAモデルのCT-300も聴いてみるか…」となってCT-300も聴きます。

 

「うん…俺には低音域強すぎるかな…」とこの時は思って一旦候補から外します。(後の展開のフラグ)

 

で、音はES30めちゃくちゃいいし、少し無理して買おうかなって寸前まで行った時に、ある事に気づきます。

 

「この機種のお金出したら(約10万円)予算的にオプションまったくつけれん!」

 

そう!せっかく初カスタムを作るのにデザインで遊べなくなるのです…

 

音が良ければ別にいいじゃん。って思われそうなとこなんですが…

この時、やりたいデザインがあったので(ふわっとですが)ES30は結局候補から外します。

 

 

 

ふう…なかなか凄い誘惑だったぜぇ…

 

これで、当初の予定通りCT-200を…

 

ってなると思うやん?

 

何故かですね…試聴して低音強すぎるかな…って思ってたCT-300が脳裏にチラつきます(笑)

 

何故、脳裏にチラつくのか…と思い次はCT-300を聴き込みます。

 

するとどうでしょう…

確かに低音強い…けどこの低音の沈みだからこそ表現出来る音がある!

 

例えばアコースティック演奏の音源。

個人的にアコースティック編成の音源って低音域の倍音の表現がしっかりしてるほど味が出ると思ってるので、このCT-300の低音がとても魅力的に感じ始めます。

 

そう思い始めると、この低音がとても気持ちよく感じるんですね(笑)

 

で、しっかり聴き込むと中高域の表現もちゃんとしてる事に気づくのです。

 

CT-200の方がサウンドバランスとして中高域がスッキリしていて目立つので、好みとしてCT-200だなって思ってたのですが…

CT-300だって低音域が目立ってるだけで、しっかりと聴けば中高音域なってるし、細かい表現も拾ってるなぁ…と自分の評価が変わります。

 

となると、表現力としてCT-300の方がとても優秀なのでは…となります。

 

ここからCT-200にするかCT-300にするか、日常生活に支障がきたす寸前まで悩み始めます(笑)

 

どちらにしろ、CTMにするからデザインは先に決めて…(諸事情があり、二人のフォロワーさんにめちゃくちゃ相談して)

※デザインに関しては後日ブログで触れます

 

名古屋のポタフェスが開催される一週間半前くらいまで悩みに悩みます。

 

そう、名古屋のポタフェスでオーダーするためタイムリミットは刻一刻と迫ってるのです…

 

で、私の出した結論…

 

CT-200

 

 

理由→ワルキューレの楽曲がCT-200で聴くほうが気持ちがいいから

 

 

 

 

ワルキューレの楽曲がCT-200で聴くほうが気持ちがいいから!!!!!!!!!!

 
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 …

 

 

 

 

 

 

 

ワルキューレの楽曲が…(以下略)


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 はい、そうです。せめぎにせめぎまくって悩みに悩み尽くした私は


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こんな状態になったんですね。

 

 

で、出た結論…

 

今1番聴いてる楽曲に合う方選んでしまおう!!!!

 

そう、決め手なんて結局のところシンプルであるべきなんです。

 

まあ、第一印象でCT-200の方が好印象だったのもあるんですがね(笑)

 

自分にとってワルキューレが今めちゃくちゃ音楽を聴くにあたって、かなり重要なポジションになるくらい好きで好きで好きなのでね。

 

まあ、自分、ヲタクですから!(開き直り)

 

 

で、機種も決まり、デザインも決まりました。

 

後はポタフェスで、ヒャッハーするだけ!

 

そんな風に結論を出した頃…

 

そう、ポタフェス開催まで一週間を切った頃

 

あるニュースが、私を駆け巡ります。

 

qdcカスタムラインナップ!!エントリーモデル取扱開始!!!!

(3BAモデル)

 

 

 

 

 

 

嘘やん!!!!!!!!!!!!

 

 

というのもですね。

Twitterのフォロワーさん達はかなり、ご存知だと思うんですが…

 

 

私、qdc恐ろしいくらいに推してるんです。

 

っというか音とデザイン(シェルの完成度)を含めて愛してるレベルなのです。

 

 

で、実はですね、今回カスタムIEMを選びにeイヤに行くたびに担当の方に

「qdcのカスタムのエントリー取扱いないんですか?」

「qdcのカスタムのエントリークラスの情報とかないんですか?」

 

しまいには…

 

「あ〜、qdcがカスタムでエントリークラスの取扱があればqdcカスタム1択なんだけどなぁ!!!」(ちらっちらっ)

 

なんてほざいてたくらいなんです。

 

はい、そうです。

 

まさに壮大なフラグだったのです(笑)

 

このタイミング(ポタフェス一週間前)発表…だ…と…

 

 

しかし問題がありました。

このqdcの3BAモデル…ポタフェスで割引が一切ないんです。

 

で、CTMだとインプレ代キャッシュバック&オプション半額…

ポタフェスで頼むなら確実にCTMがお得…

というかqdcだとポタフェスで頼む意味ほぼほぼないんですね。

 

で、問題がもう一点。

CTMの方でデザイン決めてたので、qdcで頼むなら細かいデザイン考え直し…

コンセプトはしっかりあったので、本来なら似たような色選択してそれを組み合わせて…

って、だけで済むんですが。

 

自分、色を選ぶのめちゃくちゃ苦手なんです。

色弱がかなり強いらしくてですね。

細かい色の違いがわからないし、かなり色選びに四苦八苦しちゃうんです。

 

 

それもあって、仲良くしてもらってて個人的にセンス似てるかもって思ってたフォロワーさんに色とデザインの相談してたんですね。

で、色んな案を出してもらってCTMで決めてもらったデザインがあったので…

 

qdcだと選び直しだし、CTMでせっかく一緒に考えてもらったデザインなのに…このタイミングで違うメーカーにするのか?ってまた悩みます。

 

 

フォロワーさんに申し訳ないなぁと思うのと、自分にとって色選びってそれぐらい鬼門なのです…

 

で、恐る恐るフォロワーさんに「qdcが出てまた悩んでます…」って伝えてたら。

速攻でqdc版のデザイン案を提案してくれたんですね。

正直めちゃくちゃ嬉しかった…

 

で、夢の中にqdcのカスタムIEMが2回目出てきて。

そのうち一回はイヤホンのシェルの中に入って、中から「やっぱqdcのシェルってキレイだなぁ」って呟いてる危ない夢までみてしまったので…

 

 

 

あんなにアレコレ悩んでたのに…

 

 

結局、qdc3CHの1択という事になりました(笑)

 

 

ええ、とんだ茶番ですよ…

 

 

まあ、あのタイミングでqdcのエントリークラスのカスタムが発表されたと言うことは、きっと買え!って事だったのでしょうね(笑)

 

 

で、結局

初カスタムIEMはqdc3CHということになりました!

 

このqdc3CHについては後日じっくりブログで取り上げます!

 

なので、音やデザイン面での話はまた後日…

 

 

 

というわけで、実に茶番じみた初カスタムIEM選定までのお話でした!

 

長い文書読んでいただいてありがとうございますm(__)m