NuForce HEM1 レビュー

イヤホンレビューの時間です!!

 

今回レビューするイヤホンはこちら☆

 

NuForce HEM1


f:id:musicdrop:20170703223059j:image

米国ブランド NuForceのシングルBAイヤホンです!!!

 

このイヤホン、かなり世間的な評価が高いんですよ。

 

値段は現在、約13000円くらいですかね。

 

で、ショップのレビューやジャーナリスト(?)レビューなんかで「凄いコスパ」なんて取り上げられ方されてたりします。

 

今回は値段帯が値段帯なので、そのへんも考えながらレビューさせてもらおうと思います。

 

まず、音質。

シングルBAのイヤホンがながら、なかなか表現が上手いです。

サウンドバランスはシングルBAらしくカマボコ寄りだと思うんですが(中音が1番目立ちます)、なかなかどうして…

 

シンバルの音の表現も結構上手いですし、低音もそれなりに出てます。

 

音の粒がけっこう大きめなんですが、そのおかけでメリハリが上手く表現出来てますね。

 

で、音の粒立ちの大きさでメリハリは出るんですが、けっこう艷やかなウェット系の音色なので、あんまりうるさくならないんですよね。

聴きやすいというか。

 

この辺のチューニングがとても上手いという印象です。

 

これらの特徴的にかなり打ち込み系のサウンドが得意です。

いや、結構どのジャンルも気持ちよく聴かせてくれるんですけど、特に打ち込み系が気持ちいいという感じで。

 

アニソンアーティストになりますが、GARNiDELiAangelaみたいな打ち込み系でも中音が目立つタイプの音作りしてるやつは、かなり相性よく感じます。

あと、TMNT.M.Revolutionなんかも気持ち良いと思いました。

TMRは低音の質量がもう少し欲しくなりますが)

ただ、高音の目立つ音作りの打ち込み系(fripSideやfhanaなど)だと、高音が伸びがもっと欲しくなるかもですね。

 

こういうふうに書くと、ん?それって万能なの?って思われるかもしれないですが…

この価格帯のシングルBAでは、結構万能なんですよ。

 

2万〜4万以上するようなシングルBAイヤホンだと、もちろんその辺もかなりカバー出来るんですけど、このイヤホン一万円前半ですからね☆

 

解像度はそれなりだとは思いますけど、先程も書いたとおりチューニングがとても上手いです!

音の粒が大きいと書きましたが、シンバルの音でもかなりその粒を拾うので、この値段帯のシングルBAでこんな気持ちいいシンバル鳴らすのか…ってなりました。

シングルBAなので音の繋がりも無理してない感じが出てます。(ナチュラル)

 

装着感なんかも良いです。

なんてったってシンバルBAですからボディーも小さく作れますし、耳掛けタイプですから軽いしズレないし痛くない!!

 

見た目も少し近未来的なフォルムですし、正直、全然ケチつけるとこがない印象です。

 

 

むむむ…

 

しいてあげるなら、独自端子(2pin)ってとこなんでしょうけど、個人的にこの値段帯ならそこもあんまり気にならないです。

リケーブルの幅は全然ないですけど、断線してもケーブル取り寄せればよいですし。

 

この値段帯なら、まあ、許せるよ!それでも!って気持ちにさせてくれます。

(この値段帯のイヤホンにどこまで求めるかによりますが)

 

BA型イヤホンが出始めたときって、取り敢えず各メーカーがシングルBAと2BAモデル作ってみる?みたいな風潮があったのですが、(DenonですらBA型イヤホン作ってた)今や、一時期よりは少し落ち着いたといえ、BAイヤホンと言えば多ドラでしょ?って風潮があるのでシングルBAイヤホンって数があるようで意外に少ない。

 

なので高額モデルのシングルBAイヤホン以外はどうも影が薄い存在になってしまってる感がある、シングルBAイヤホン達ですが。  

 

その中でも結構「おっ!結構これ凄いんじゃない?この価格帯では」って存在感があるイヤホンかも知れませんね。

現に知り合いのフォロワーさんや行きつけの店舗でよく顔を合わせる方に「シングルBAイヤホンでどれがいいと思います?」って質問を先日したんですが、かなり高確率で「HEM1」と答えてました。

ある店員さんに至っては「シングルBA舐めてました!すみません!」って感想までおっしゃってましたので、ネットだけの評判だけでなく、リアルな評判と高いんだなぁと思わせられました(笑)

 

 

と、かなり褒めてすが、ここから前半の前置きにもあったお話…

 

凄いコスパ!という評価がネットで上がってるけど、実際どうなのよ?!ってとこについて…

 

本当に私の個人的な意見(独断と偏見)なんですが…

 

私的には、このイヤホン。

 

ショップ記事やジャーナリスト記事で言われてる程のコスパではないと感じてます!!!

 

こんだけ褒めてるのに何言ってんだ、こいつ…

と思われるかもしれませんが(汗)

正直な私の感想なんです…

 

理由がいりますよね。

 

私的には、ややコスパは高いかなとは思うんです。

ただ、凄く冷静に聴いたときに、解像度は値段なり、もしくはやや高いかな?くらいですし、サウンドステージが圧倒的なわけでもない。

 

私の結論から言うと、めちゃくちゃチューニング上手いよね!これ!というイメージです。

 

最近、ちょっとコスパコスパコスパ最強!みたいな表現が多すぎなのでは?って思ってたりするので、あえてこの場で言いたいんですよね。

 

実際いくつか「まじか?この音でこのねだんか?コスパ凄いじゃん」って思うイヤホンはあるんです。

 

数年前から比べると一万円以下でも、とても良い音のイヤホンが増えてるは事実。

これはオーオタ的には素敵な事なんですが、これだけ、そういうイヤホンが増えてきたと言う事は、そろそろ音と値段の基準を考え直す時ではなかろうか…

 

そんな事をよく思うんですよね。

本当に私の勝手な意見ですが。

 

ちょっと、話それましたね(汗)

 

で、やっぱ冷静に考えてHEM1の音が2万円の音か?と言われればNOなんですよ。

せいぜい15000円〜16000円かな…って。

 

なんで、こんなとこにツッコミを入れてるかと言うと…

 

このイヤホン、ハードル高くして聴くと正当な評価がされないイヤホンの代表みたいに思ったのです。

 

コスパ最強!」みたいな謳い文句を頭に入れて、試聴したときに「ん?それほどでもなくない?」ってなる可能性が高い気がします。

 

まず、値段が一万前半。シングルBA。そしてチューニングが上手いけど決して派手なわけではない、ので二万円くらいの音を想像して聴いて「あれ?それほどでもないな」ってなる。

つまり、ハードルが高いがために肩透かしくらって、実際の音の評価より無駄に評価を下げてしまうのではという心配…

期待値が高いとね、ほら、難しいじゃないですか、そのへん。

 

シングルBA大好きおじさんとしては、その辺が心配なのです。

 

どちらかと言うと、This is the サイコーにチョウドイイ シングルBA的なポジションと思ってるくらいなので。

ちょっとお得感あって、装着感よくて、そこまで高くない。

満足度は高いですが、超コスパは期待しないでいただきたい。

良いイヤホンなので、余計そう思ってるのです。

 

まあ、レビュー書いた人達が本当にそう感じでるなら、それが正解なんですが。

売るために大げさに言ってると逆効果なんでは?と感じたので。

 

本当にあくまで主観なので、参考程度に捉えてもらいたいのですが…

 

 

ちょっと小うるさい事書いちゃいましたね…

いや、歳とると説教くさくなって嫌だね(笑)

 

笑って流してやってください。

 

 

さて、NuForce HEM1のレビューでした!!

 

シングルBA好きからしても、良いイヤホンの1つだと思いますんで、試聴される際の参考になればと思います。

 

 

 

あと、コスパうんぬんについて語ったからには、後日時間のあるときにでも、私的に本当にコスパ凄いと思うイヤホンって記事でも書いてみようかな。

 

けど、お前も褒めすぎだろ!それ!って思われたらどうしよう…

怖いなぁ…怖いなぁ…(稲川淳二感)

 

それでは、またよろしくお願いしますm(_ _)m