DITA Answer スモーキープラチナ レビュー

イヤホンレビュー第一弾!

何をはじめにレビューするか、ちょっと悩んでましたが第一回はこのイヤホンを…

 

DITA Answer スモーキープラチナ

 

f:id:musicdrop:20170620220026j:image

 

今現在の私のリファレンス機でございます!

まずデザインかなり良いですね。

こう、シンプルでありながら上品さも兼ね備えてるように感じます。

 

メーカーやスペックなどの詳しい情報はネットで検索すれば簡単に見つけられますので、ここでは割愛させていただきます。

簡単な説明だけさせてもらうなら、ハウジングにアルミを使用したダイナミックドライバーのイヤホンです。(簡単すぎる説明)

 

では音の感想を…

音のバランスはほぼフラット。

やや中高音にピークをもたせてるかな?っていう印象もありますがフラットと表現してよいでしょう。

音としてはサッパリとした寒色系の音色で、

寒色系の音ではありますが「冷たい」というより「冷静」というイメージです。

ただ低音はやや輪郭が緩めで少しだけふくよかな鳴り方をします。

 

で、ここからが私の中でのこのイヤホンの重要なポイント。

解像度も高く音場も広いんですが、どれもやりすぎないレベルなんです!!!

 

なので私自身、初めて試聴したの感想は「ああ、なるほど。キレイにまとめてるね」程度の感想でした。

というのも、発売当初、このイヤホンと同じ価格帯のイヤホンでもっと解像度高いものや、音場の広いもの、きらびやかな鳴りをするもの、臨場感を出してくれるものなどがかなり多かったので、それらのものと比べると…

「少し地味でぱっとしない」

という感じだったんです。

 

確かにキレイに鳴らしてくれるけど、どれも同価格帯のイヤホンと比べると…「そこそこ」レベルみたいな…

 

ただ何となく気になり続けてたので、試聴する機会がある度に、こっそりと試聴をし続けてました。

 

そしてある日、ある事に気付くのです。

 

「あれ?こいつ実はポテンシャル高いんじゃないか?」

 

まず、私の聴く音楽のジャンル、全ジャンルいける!

そして解像度高くて音場の広さもそこそこなんですが、そのおかげで聴き疲れがまったくしない。

そう、全ての項目がやりすぎて無い結果、おそろしく懐が深いイヤホンだという事に気がついたのです!

 

そして一つ一つの音の輪郭も明瞭ながらクッキリと出しすぎないので音の繋がりがとてもナチュラル。

このお陰で聴き疲れがない。

これに気づいた時点でかなり欲しくなってしまいます(笑)

 

そして月日がたち、私はずっとiPodClassic+ポタアンという組合せで音楽を聴いてたんですが、去年の10月に新たにXDP-100RというDAPを購入して改めてDITA Answerを試聴したのです。

するとイヤホンの元の音の傾向は変わらないものの、プレイヤー側の音の特性をかなり忠実に表現してくれました。

 

これがとても素晴らしく、その後サブDAPを2つほど手に入れ、それぞれで試聴をしたらやはりDAP側の特徴をとてもわかりすく表現してくれたのです。

 

先日、A&KのKANNという低音が結構出るDAPをこのイヤホンで試聴した際、「なんだ?!お前そんなに低音出たのか…たまげたなぁ」と脳内でツッコミをいれてしまいました。

 

ちなみに全ての音の項目がやりすぎてないおかげで、多少の音源の質の違い(マスタリングが悪い音源など)もあまり気にならない。

 

例えばシンバルの音が小さい音量で聴いても割れてる音源などでも、解像度がやりすぎてないので、柔軟に受け止めて鳴らしてくれる。

 

つまり、ジャンルは選ばず、音源の質の差をカバーしながら、プレイヤー側の特徴を忠実に鳴らしてくれる…

 

どんだけ優等生なんだ?!お前!!!!

 

なんといいますか…

音の表現の面白いイヤホンがあったとしますよね。

どんな音でも面白く楽しく鳴らしてくれる。

それはとても素敵な事なんですが、人に例えると「凄く楽しいやつなんだけど、どんな話も少し盛っておもしろく話してしまう」みたいな…

その点、Answerスモーキープラチナは「どんな話もそのまま、脚色なく話してくれる」

 だから「うん、お前の言う事なら信じれるわ」みたいな信頼感をこのイヤホンには感じています。

 

 

そんなこんなで、今年の4月。気がつけば手持ちのイヤホンが、けっこう個性的なものだということに気づいた私は、オーディオを楽しむ上で物差しとなるイヤホンがひとつ必要だという考えにいたり、DITA Answerを購入しました。

 

まさにリファレンスとしてピッタリのイヤホン!!

 

ちなみにDITAというメーカーの凄いところは、このAnswerスモーキープラチナをベースモデルとして、もっとボーカルに浸りたいならコチラのモデルを…もっと色気が欲しければこちらのモデルを…というように

好みによってハマるようなリスニングモデルをスモーキープラチナをベースに改良を加え発売してるのです!!

ちょっとズルい…(笑)

 

また、どれも素敵なんだな、これが…

 

なのでAnswer スモーキープラチナはAnswer(答え)シリーズのなかでも「模範解答」的なポジションなのかとしれませんね!

 

 

 

と、褒めてばかりでもレビューの信憑性が怪しく思われそうなので以下、個人的に気になるところを…

 

まず、ハウジングがキレイな円状で重量がそこそこあるので装着感に関しては人を選ぶかも。

私の場合、上記の特徴から純正のイヤーピースだとどのサイズでも歩いてると少しズレたりしました。

社外品のイヤーピースをつけた事によって、この問題はクリアしましたが。

 

次に、リケーブルが出来ない。

いや、わかるんですよ?このDITAというメーカーはケーブルやプラグにいたるまで自社でパーツのほとんどを用意できます!

そしてこのイヤホンには、このケーブルとこのプラグなんです!

っていう意気込み(こだわり)はとても伝わりますし、メーカーのそういう自信は私自身好感を持ちます。

ただ、イヤホンとケーブルの断線というのは必ずつきまとう問題なのです。(ワイヤレスを除く)

別にリケーブル出来ても、このイヤホンに関しては純正の音が好きなので、純正のケーブルで使うと思います。

ただ、断線したときにケーブル変えて、はいお終い!って方が安心して使えるじゃないですか。

しかも、この価格帯のイヤホンはかなりの確率でリケーブル出来るモデルが多いですし。

何となくですが、このイヤホンを購入対象にいれながら購入に至らなかった人の中には、結構ケーブル脱着出来ないという理由で買わなかった人がいるのではないでしょうか?

 

最後に、ハウジングの材質などの関係からか、たまに静電気を拾います。

静電気のノイズがドライバーから聴こえてきたりする時がありますので、ちょっと精神衛生上ビックリしてしまいますね(汗)

 

 

とまあ、色々書きましたが、個人的にこのAnswer スモーキープラチナは現在の自分の耳(リスニング)の基準となってるイヤホン

です。

そう使うに相応しい音のバランスとジャンルを選ばない柔軟性。

音の鳴らす元の特徴をしっかり出してくれるポテンシャルを兼ね揃えたイヤホンなのです。

 

※個人の感想です。あくまで参考程度に捉えてください。

 

以上、DITA Answer スモーキープラチナのレビューでした!!!!